本書で一句
【バビロンの知恵は、現代においても、誰にとっても役立つものだ】
100年読み継がれるお金の名著。お金と幸せを生み出す五つの黄金法則。
古代バビロニアから続く、資産を増やし、お金の不安が消える、人類不変の知恵。
☆書籍の紹介☆
働けど働けどお金が貯まらない。お金が増えない。
そんな悩みあなたにもありませんか?
お金に対する不安は一部の金持ちを除き、誰でも抱えているものです。
本書を子どもの頃に知っておきたかった。
小学校や中学校のお金の教科書として読まれるべきなのでは?
そう思えるほど、お金の基本、原理原則となる一冊です。
この本に記されている知恵を実践すれば、必ずお金持ちになれる。
…とは言えませんが、
少なからず、お金への不安は減ると私は思います。
お金が貯められない。お金が増えない。将来が不安だ。老後が不安だ。
そんなあなたに読んでもらいたい一冊となっています。
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一般的なビジネス書とは違ってストーリー仕立てになっているので、普段、小説しか読まない方でも読みやすい内容となってます。
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漫画版も発売され、普段、本を読まない方やお子さんでも楽しんで読めるようになりました。
漫画版だと内容も要約されていて、あっというまに読み切れてしまいます。
私が投資を本格的に考えるきっかけとなった本『難しことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』の大橋弘祐が企画・脚本してます。
☆本の抜粋ポイント☆
黄金に愛される7つの道具(黄金の7つの知恵)
- 収入の1/10を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
1.収入の1/10を貯金せよ
(財布を太らせることから始めよう)
稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておく。
とにかくまず自分自身に支払え。
どんな人でも最低、収入の1/10を貯金することを推奨してます。
1/10であれば無理のない金額と言えると思います。
手取り20万円であれば、2万円。
30万円であれば、3万円。40万円であれば4万円。50万円であれば5万円。
まずは1/10を自分のためにとっておいて、残りの金額内で生活するだけです。
無理のない範囲内で金額を2/10、3/10、5/10としても良いですね。
サラリーマンの生涯年収の平均は3億円と言われ、その1/10を貯蓄にまわせば、定年までに3000万円貯まります。
夫婦共働きなら6000万円。2/10を貯めたら6000万円。共働きで1億2000万円。
仮に6000万円を年利3%で運用することができれば、資産は1億円を超え億万長者になれます。
2.欲望に優先順位をつけよ
(自分の欲求と必要経費とを混同するべからず)
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは使えないほどのお金を持っているにもかかわらず、飛行機はエコノミーで移動するそうです。
理由は「ファーストクラスでも到着する時間は一緒だから」だそうです。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグは会社までホンダのコンパクトカーで通っているそうです。
億万長者はお金の使い方が合理的です。
彼らは物質主義的な消費は、精神的に満たされないことをすでにわかっていて、「ダサい」と考えているのです。
「優先順位の低い欲望をあきらめても生活水準は変わらない」この一点を心に留めておくことが大事です。
高級ブランドの衣料品や高級店での外食など、すべてダメというわけではありませんが、本当にそれが必要かどうか考え直してみませんか?
それらを我慢しても生活は変わらないということはないでしょうか?
また、保険や携帯電話の固定費など、毎月かかる固定費はバカにできません。
- 余計な保険は入らない、解約する。(健康保険、社会保険で十分なことがほとんど)
- 携帯は格安SIMにする。(本当に大手キャリアじゃないといけませんか?)
- 車の保険は車両保険を省く。(必然でなければ、車を手放し、必要なときはシェアカーなどを活用する
など、毎月の固定費を見直すことは、長く払うものなのでトータルでの節約額が大きいです。
一度、自分の生活を振り返って見直しすることをおすすめします。
3.貯えた金に働かせよ
優秀なインデックスの投資信託であれば年利5%は可能だと言われています。
(投資信託の99%はクズと言われていますので、1%の優秀な商品選びが大切。)
仮に運用した資金を定年後の65歳から受け取ると仮定すると、毎月積み立てる額は図のようになります。
(1億円を最終的に積み立てる場合)
35歳から30年で、約月12万円。
30歳から30年で、約月9万円。
25歳から30年で、約月6.5万円。
20歳から30年で、約月5万円。
これはあくまで、1億円を65歳までに作る場合です。
実際に老後資金として1億円が必要なのかどうかは、別に考える必要があります。
老後は必要となるお金が思っているより少なくなります。
若い頃より精力的に活動することは減るでしょうし、品質の良いものが今よりも安く買えるようにもなっているはずです。
老後資金として必要な額の考え方は、最低限の生活ができるであろう年金支給額にプラスして「あといくらほしいか」を考えると良いです。
老後を60歳から90歳までの30年間として、プラス月1万円が必要なら360万円。
プラス月10万円が必要なら3600万円が必要な資金となります。
夫婦共働きで収入の1/10を貯蓄して6000万円貯められたら、毎月プラス約17万円(6000万円÷360ヶ月)の暮らしが出来ます。
4.危険や天敵から金を堅守せよ
(損失という災難から貴重な財産を死守すべし)
詐欺に騙されないためには、まず、手早く財産を作りたいという空想を捨てることです。
自身の判断に自惚れず、金の扱いに秀でた知恵のある人に相談することが大切です。
5.より良きところに住め
(自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ)
これに関しては、現在の日本の状況に照らし合わせると、本の内容そのまま実践するのは現実的ではありません。
本では家を買ったほうが生活コストは下がり、返済後には家が財産となるとあります。
確かに、一部の限られた不動産は将来の物件の値上がりが期待できる場合もあるでしょう。
しかし、そんな物件はほんの一握りで、素人が簡単に見つけれれるものではありません。
かといってすべてを否定することも出来ません。
なぜなら、住居は生活に密接に関わっていて、生活の幸福度は貯金を増やすモチベーションに大きく関わります。
では「新築の庭付きの家に住む」のが正解かといえば、決してそういうわけではありません。
例えば、中古でもリノベーションすれば快適に住める家もあるでしょう。
見栄で良いところに住むのは本末転倒で、ただの浪費となり、せっかく貯めた財産を失うことになります。
しっかりと自分の価値観とお金の流れ、将来築きたい資産などを照らし合わせて考える必要があります。
6.今日から未来の生活に備えよ
(将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取りかかるべし)
これはPOINT3の「貯えた金に働かせよ」のお金を働かせる目的の一部になると思います。
老後資金が2000万円足りなくなると、金融庁が2019年6月に発表しましたね。
いろいろ物議を醸しましたが、どちらにしろ老後余裕でゆとりのある生活をしたければ、自分で備えておかなければなりません。
POINT3を振り返って、最低限の生活ができるであろう年金支給額にプラスして「あといくらほしいか」を考えると良いです。
- まずはNISA(S&P500連動インデックスがオススメ)を活用し、貯めた資金を運用する。
- 必要であればiDeCo(60歳までの資金拘束が許容できれば)を活用。
- 老後だけでなく、毎月配当金があったほうが理想なら(優良米国)高配当株ファンドを活用。
- 老後に近い年代であれば、より安全な債権(国債など)を多めに持っておく。
など、自分の理想と状況にあった投資方法を選ぶと良いです。
7.自分こそを最大の資本にせよ
(明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし)
このPOINT7「自分こそを最大な資本に投資せよ」は最も肝心です。
投資だけで財産を築いた人はいません。
自分で事業を起こしてお金を大きく稼いだから、投資する金額も多くなり、財産も大きくなっていったのです。
望みなければ、達成なし。強く、明確な望みを持つべし。
全員が事業で大きく稼ぐことは難しいかもしれませんが、会社員であれば+αの副業として事業をすればその分収入が増えますし、事業であれば節税も出来ます。
もちろん今の仕事をもっと極めれば、その分収入も増えていくことでしょう。
いずれにしろ自分の稼ぎたい金額を明確にし、自分を磨いていくことが大事です。
自らの能力を開発し仕事の技量を高める。
そして勉強して考えを深くする。
また以下の自尊心を持って行動する。
- 借金は能力の及ぶ限り、なるべく早く返す
- 支払い能力を超える買い物はしない
- 家族の面倒を見て、家族から慕われ、尊敬させるよう務める
- 遺言書をきちんと作っておく
- 親しい人には思いやりのある態度で接する。無理のない範囲で援助する
以上が「黄金に愛される7つの道具(黄金の7つの知恵)」です。
本の抜粋となりますので、より詳しく内容を知りたい方は、実際に本を手にとって読んでみることをおすすめします。
私的にお金で困っている方には必須の一冊かなと思っています。
☆3つの実践ポイント☆
3つの実践ポイント
① 稼いだお金を全部は使わずに、その一部は必ず貯める
② 貯めたお金は賢く運用する
③ 自らの能力を高め自尊心を持って行動する
☆まとめ☆
富とは、手に入れるための単純な法則を理解し、それを守りさえすれば、いくらでも手にすることができる
☆書籍情報☆
【書籍名】バビロンの大富豪~ 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか ~
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【著者名】ジョージ・S・クレイン、大島 豊 (翻訳)
【出版社】グスコー出版
【出版日】2008/8/8
【オススメ度】
【書籍名】漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
[itemlink post_id="692"]
【著者名】ジョージ・S・クレイン、 坂野旭 (イラスト), 大橋弘祐(企画・脚本)
【出版社】文響社
【出版日】2019/10/4
【オススメ度】
お金の基本、原理原則となる一冊。
お金が貯められない。お金が増えない。将来が不安だ。老後が不安だ。
そんなあなたに読んでもらいたい一冊となっています。
【目 次】小説版
プロローグ こんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないのだろう―戦車職人バンシアの素朴な疑問
第1話 財産を築くには不滅の「原則」があった―富豪の金貸しアルガミシュの忘れ得ぬ言葉
第2話 富をもたらす黄金の「七つの知恵」とは―大富豪アルカドの価値ある講義
第3話 「幸運の女神」が微笑む人間とは―大富豪アルカドと受講者たちの白熱の議論
第4話 金貨の袋か、「知恵の言葉」が刻まれた粘土板か―大富豪アルカドの息子ノマシアの苛酷な試練
第5話 自ら稼いだ資金の運用は、こうして決める―富豪の金貸しメイソンの忌憚なき忠言
第6話 「強固な城壁」は、人々を恐怖や不安から守ってくれる―老戦士バンザルの確固たる自信
第7話 奴隷に成り下がっても、「人間としての誇り」を忘れなかった男―元奴隷、富豪の駱駝商人ダバシアの数奇な体験
第8話 「バビロンの知恵」は現代にも通用するか―出土した粘土板が伝える貴重な記録
第9話 幸福 それは「労働の喜び」を知ること―元奴隷、富豪の大商人シャルゥ・ナダの愛ある教え
【目 次】漫画版
第1章 バビロン一の大金持ち―なぜ、同じように働いているのに、貧乏人と大金持ちがいるのか?
第2章 学びの殿堂―大富豪だけが知っている「黄金に愛される七つ道具」
第3章 試練―価値があるのは、金貨が入った袋か、知恵が詰まった袋か?
第4章 帰還―賢者の助言によって、貯金が懸命に働きだす
第5章 ザ・ウォール―「守るべきもの」があるから人は何度でも立ち上がれる
第6章 奴隷だった男ー己の心は「奴隷」のものか、「自由民」のものか
第7章 伝承ーはるか昔の借金返済記録が、現代人を救う
第8章 王子の商隊ーなぜ人は働くのか。それは金のためではなかった