本書で一句
【誘う人生はとんでもなく面白い!】
イタリア人の料理研究家/ベリッシモ・フランチェスコ氏が教える誘いの極意。
ビジネスも恋愛も誘いから始まる。誘うことで人生を変えていくための指南書。
☆書籍の紹介☆
誘いたいけど誘えない。そんな経験あなたにもありませんか?
ちょっぴりシャイで、やさしいあなた
あのときあの人を誘っていれば・・・
もしかしたら、「人生変わっていたかもしれない」
もしかしたら、「あの人と付き合っていたかもしれない」
もしかしたら、「ビジネスが進展して大きな成功を得られていたかもしれない」
そんなもしかしたらを実現させていくために。
誘い下手から誘い上手になるための、イタリア人直伝の技を伝える一冊です。
「誘い」とは自分からアクションを起こし、世の中を変えていくための最初のステップ
「みんな誘われるのを待っている」
著者が本の最後で伝えたメッセージ。
誘うのが苦手なあなたにとって、とても心強いメッセージなのではないでしょうか?
普段テレビで観る著者の姿は、まさにイタリア人らしく陽気でチャラい。
そんなベリッシモさんも、実はシャイな人間だったようで、知らない人と話すのは苦手で、結構な引っ込み思案だったと本の中では語っています。
そんなベリッシモさんが試行錯誤で培ってきた「誘う技術」は、ちょっぴりシャイでやさしいあなたにも決して実践不可能ではないと楽しく語りかけてくれます。
これまで誘うことが苦手で人生を損してきたあなたに読んでほしい。
そんな一冊となっています。
ベリッシモ・フランチェスコ
ダイヤモンド社 2014-4-18
☆本の抜粋ポイント☆
誘うというのは、他人を動かすこと。他人を巻き込むこと。
誘う技術があれば、多くの人の力を借りて、一人では不可能なことも可能にすることができます。
仕事の成功や人生の喜びを一緒に喜ぶことができます。
誘うこと自体に意味がある
「誘い」は相手へのメッセージ。
例え断られることがあっても、相手にあなたのメッセージを伝えることができます。
「この人は私と一緒の時間を過ごしたいんだな。」
「一緒に何かをやりたいんだな。」
そう思われて嫌な気持ちになる人は少ないでしょう。
今回はダメでも、次回誘われる可能性が高くなります。
誘うことがきっかけで「次」が見つかるのです。
誘う「目的」をはハッキリさせる
なんとなく人を誘っても上手くいかないし、相手にも失礼。
仕事上の相談があるのか、個人的に仲良くなりたいのか。
目的の内容は問わず、まずはハッキリさせることが大事です。
目的があってパーティーに参加したのなら、目的を果たしたら途中で帰るのもありです。
相手を知り相手のメリットを提案する
逆に相手にとって得にならないことには誘わない
自分からあまり提供できることがないときは、少しでもプラスになることを考える。
ランチや飲み会、遊びの誘いは基本的に嬉しいものです。
人は必要とされると嫌な気持ちはしない
「〇〇においしいお店があるんだけど、一緒に行かない?」
「俺んち、マンガ(おいしいワイン、かわいい子猫)がいっぱいあるんだよね」
「○○さんにしかできないことがあるんです。あなたの力が必要なんです」
などでも大丈夫です。
タイミングを制したものが誘いを制す
ビジネスの案件で、即対応が必要なときはそれに合わせる。
女性に対しては、少し余裕を見せていたほうが、上手く進むようです。
誘うのは「いま」がベスト
誘うタイミングは早ければ早いほうがいい。
仕事にしろデートにしろ、先にオファーしたほうが基本的には優先されます。
スケジュールを抑えるには早いにこしたことはありません。
誘うときは未来の可能性を感じさせる
僕と付き合ったらどんないいことがあるのか、私と仕事をしたらどんないいことがあるのか。
それを想像してもらうと上手くいきやすい。
好かれるから誘うのではなく、誘うから好かれる
好かれてから誘おうと待っていたら人生が終わってしまいます。
誘って多く接触するうちに、自然と好意は芽生えます。
誘うから誘われる
誘われた人は、なにかを返さなければいけないという気持ちになります。
状況を動かすのは、いつも誘った側の人間なのです。
成功の3ステップ
「笑われる→怒られる→認められる」(ドイツの哲学者・ショーペンハウアー)
誰もやらないからチャンスになる。
失敗するから、次の展開が見えてくる。
以上が、私が重要と思った本の抜粋になります。
他にも細かいポイントや具体的な方法などありますが、それは実際に本を手にとって読んでもらうのが一番かと思います。
具体的には下記のような内容が書かれています。
・誘い上手、誘われ上手の10の習慣
ツッコミどころをつくる、人は差に注目する、季節のイベント活用術、プレゼント作戦…ets
・仕事ができる人は誘い方も上手い
本題をメインの持ってこない企画提案術、断られるのは前提、とにかく数をこなす、小さくてもいいから実績をつくる、打ち上げは自分から提案する…ets
・誘いのプロになる10の心得
ちょっとだけバカになる、人は助けたい生きもの、脈あり脈なしを見分ける方法(具体性を増していく)、女性のほめ方・男性のほめ方、名前で呼ぶことは効果バツグン、状況にあわせたレストランの選び方、会話が途切れない3つのテッパン話題、パーティーで一人にならない方法…ets
☆3つの実践ポイント☆
①お互いにプラスになることを考える(プレゼント作戦もあり)
②積極的に誘う
③とにかく数をこなす(数をこなすと見えてくることがある)
☆まとめ☆
状況を動かすのは、いつも誘った側の人間である
☆書籍情報☆
【書籍名】ビジネスパーソンの誘う技術
【著者名】ベリッシモ・フランチェスコ
【出版社】ダイヤモンド社
【出版日】2014/4/18
【オススメ度】
営業力や交渉術を磨くための本、人間関係の本というよりも、誘うことに抵抗がある方、誘いたいけどなかなか誘えない。
そんなシャイな方に読んでもらいたい一冊です。
【目 次】
第1章 たった1分で人生が変わる誘いの魔法
第2章 誘い上手・誘われ上手の10の習慣
第3章 仕事ができる人は誘い方もうまい
第4章 誘いのプロになる10の心得